“青磁”は、中国で作られた青く美しいやきものである。その青さは、雨上がりの澄み切った青い空(雨過天晴)に例えられ、東アジアの三大陶磁器の一つに数えられている。
また、中国陶磁の黄金時代とされる宋時代に、国が直轄する窯で焼かれていたこともあり、皇帝がやきものに求めた理想を体現していると言われ、格調高い気品が備わっている。
本書では、青磁に取り組み、独自の青磁を目指した近代の巨匠作家と、現在、自分自身の青磁を作ろうと悪戦苦闘を繰り返している現代作家を中心に紹介している。
[目次]
序章 青磁とは何か/第1章 青磁の巨匠/第2章 青磁の精鋭作家/第3章 青磁の注目作家/第4章 青磁を知る・見る・買う
A4変型判・152頁・並装・カバー付
ISBN978-4-87242-454-6