本書は、ロクロや手びねり、ひも作りなど、陶芸の技法を一通り身に着けた人が、さらにワンランク・アップするための中・上級者向けの技法書。「削り」「刳貫(くりぬき)」「パッチワーク」「型作り」の成形技法、「練込(ねりこみ)」「布目」「三島手」「抜絵(ぬきえ)」の装飾技法、「炭化(たんか)」を施す焼成技法を学ぶことができる。それらは、プロの陶芸家が長年の研究によって自分自身のものとした技法なので、もっと自分らしい、もっと個性的な作品を作ってみたいと願う人には、最適な作陶の手引き書として活用することができる。