鍛金家 橋本真之の仕事「果樹園の光跡」

橋本真之は、鍛金(たんきん)技法を用いた造形作品で、現代日本の金工作家の第一人者として知られている。鍛金とは、金属をたたいて鍛え、成形する技法のことをいう。金属板の表裏をたたいて得られる有機的なフォルム、それらが連鎖・増殖して無限に連なる造形は、作家の代表作品である。本書は、そうした橋本の鍛金造形の軌跡を紹介する作品集。また、1970年代半ばから個展のたびに執筆した作家自身による覚書(テキスト)を掲載し、制作についての考え方を紹介する。本文の日本語には英訳を付している。

販売価格 7,700円(税込)