- 商品名
- 備前焼千年 (黒田草臣)
- 商品コード
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731
備前焼とは、現在の岡山県備前市を中心にしたその周辺で、平安時代末期から今も焼き続けられている“焼締め陶”のことを言う。焼締めとは、釉薬を掛けずに高温の薪窯で焼成するやきもののことを言い、薪の灰を被った様々な景色が見どころとなる。本書では、備前焼発祥以前の須恵器から、平安末から鎌倉時代にかけての焼締め陶の確立、桃山時代の茶陶備前としての芸術的評価の高まり、さらに備前焼の人間国宝を多数輩出している現代まで、備前焼の歴史と魅力を様々なエピソードを交えて紹介している。著者は、備前焼に精通し、数多くの備前焼の展覧会を企画してきた黒田草臣氏。
四六判、400頁。
ISBN978-4-87242-537-6