リトグラフとは水と油の反発作用を利用した印刷技術で、18世紀末にドイツで開発され、日本には明治時代に伝わり、やがて版画技法の一つとしてアートに取りいれられました。本書では、従来のアルミ版リトグラフに加えて、水なしで刷ることのできるウォータレスリトグラフ、また、技法書としては初めて木版を版材とした木版リトグラフの技法を紹介しています。
これまでの製版方法よりも簡単で強固な製版方法や、多色刷り、プレス機なしで刷る方法まで、作業工程をひとつずつ写真でわかりやすく解説した、これからリトグラフを始める人にもぴったりの入門書です。