歌川広重　東海道五十三次　五種競演

江戸時代末期に活躍した歌川広重の代表作である、東海道の道中風景を描いた「東海道五十三次」は、当時大変な人気を博し、様々な版元から20種類以上にも及ぶシリーズが刊行された。
本書は、その中から最も有名な「保永堂版東海道」のほか「行書東海道」「隷書東海道」「狂歌入東海道」「竪絵東海道」と、5種類のシリーズ全作をすべて1冊にまとめた初めての画集となる。
各宿場ごとの解説文は、英訳が合わせて掲載され、これも初めてのバイリンガル版となる。
さらに、1頁に1点を掲載し、大きな画面で絵柄を楽しむことができるほか、用語集、東海道古地図、年譜など資料も充実。
歌川広重の「東海道」の全貌を紹介する決定版画集となっている。